年度末の円高局面は一時的

給与所得の伸び悩みや一連の増税策、年金制度の財源問題などから、ライフプランの抜本的な見直しが求められています。大幅な収入増が期待できない場合、余裕資金をいかにうまく増やせるかが、教育やマイホーム、更には老後の生活のレベルを大きく左右することになります。

年度末の円高局面は一時的

ライバル通貨であるユーロに財政問題が嬬っていることもドルにとっては支援材料でしょう。ドル売りをした際の受け皿として最も有効な通貨が不安をかかえていることは大きなインパクトがあります。ポルトガル、スペインの大量の国債償還・借り換えを4月に控え、年明け以降、不安心理の緩和に向けたどのような措置が講じられるのか、欧州域内で意見調整がなされるのかも注目されます。市場のリスクマインドに影響を与えるという点では、中国の金融引き締めの進捗、あるいは景気動向・経済指標も気になるところです。基本的には、景気は堅調に推移するとみられ、豪ドルなど資源国通貨・高金利通貨は堅調とみますが、一時的に調整する局面もあるかもしれません。

 

円については、2月末にかけて、本邦企業が期末前に海外子会社から投資収益を回収することによる需給面での円高圧力が注目されるところ。ただこうした要因による円高局面は一時的なものに止まりそうです。ドル円相場のレンジは81〜85円、ユーロ円相場は上値が重いものの107〜112円中心の値動き。豪ドルなどは引き続き堅調に推移しそうです。

外国為替市場では中国の消費者物価指数(CPI)、鉱工業生産、小売売上高といった主要な経済指標の発表が予定されており、インフレ警戒によって中国関連セクターへの売りなどが警戒されやすい。週末のユーロ・円相場は115円台前半までユーロ安が進むなど、根強い欧州の信用不安も物色意欲を後退させる。13日にはオプションSQ(特別清算指数算出日)が控えていることも、手掛けづらくさせることになろう。